情報処理技術者試験.com |
受験心得
2007-10-06
私は1994年以来、ほぼ毎回の合計26回の情報処理試験を受験してきました。
その経験から、普段の勉強以上に、試験当日のコンディション作りがいかに重要かを実感しています。
頑張って勉強してきたのに、試験で実力を発揮できない人は、見直してみませんか。
前日の過ごし方
前日の土曜日の昼間は、体力を消耗するような外出やスポーツは避けましょう。
夜はさっさと寝てください。深夜まで勉強したり、飲み会をするなど、もってのほかです。
当日の朝起きたときに、寝不足感や疲労感が残っていては、実力が発揮できません。
また、荷物の準備と確認は、前日の寝る前に。当日慌てて準備すると、忘れ物をする原因になります。
バス利用は要注意
試験会場によっては、鉄道駅から遠くて、バス利用になるところがあります。
これがクセモノで、注意が必要です。
- 受験票には、やたら遠い駅からのバス経路が載っていた
- 大学が休みの日曜ダイヤで、本数が少なかった
- バス乗り場が長蛇の列で、なかなか乗れずに遅刻した
- やっとバスに乗れたものの、満員で座れず疲れ果てた
京都では立命館大学が会場になることが多いのですが、近くに鉄道駅がありません。
以前は受験票に「京都駅から市バス50系統 立命館大学行き」と載っていました。
それに従って電車で京都駅に行き、市バス乗り場に行ったら、同じ受験生の長蛇の列です。どう見ても、1〜2本は後のバスまで待たないと乗れそうにありません。しかし、大学が休みの日曜日はバスの本数も少なく、臨時便もありません。これでは確実に遅刻します。
(※郊外にある大学などで、純粋に他の公共交通機関が一切ないところでは、直行臨時便が多数出るところもあります。京都では、京都産業大学がそうです。)
仕方がないので、大学の近くを通る別系統のバスに乗りましたが、これも超満員です。
考えてみると、春秋の京都は観光シーズンで渋滞もするし、このバスは金閣寺にも向かうのです。
結局50分近くもバスに乗り、バス停からまた10分ほど歩いて大学に着いたときは、本当に疲れ果てました。
地図を見ると、別の地下鉄駅やJR駅が近く、バスに乗るならその駅に行くべきでした。試験センター本部(東京)の職員が、大学案内でも見ながら会場案内を書いたのでしょうが、鵜呑みにせず自分で最良のルートを確認しましょう。
もっといいのは、駅からタクシーに乗ることです。距離によりますが1,000円か2,000円を払うことで、楽に試験会場に行けるのです。無駄に疲労することなく、ベストコンディションで試験に臨めることを思えば、安い投資だと思いませんか。駅で受験生っぽい人を見つけて、割り勘で相乗りすれば、もっと安上がりです。
服装
情報処理技術者試験は、春・秋のいい季節に行われますが、服装には要注意です。
自宅を出るときは暖かいと思って薄着で行ったら、試験会場が郊外だった、天気が悪くなった、教室にエアコンが入っていたなどで、寒くなることがあります。
逆に、寒いと思って厚着で行ったら、大教室で人が多くて暑苦しくなった、ということもあります。
そうなると、試験を受けるどころではなくなります。
暑さ・寒さを調整しやすい服装で行きましょう。薄めの服の上に、ジャケットやカーディガンを着て、それを脱ぎ着して調節すればよいでしょう
クッション持参
試験会場が大学の古い講義室や高校の教室だと、イスが硬い木製のため、長時間座っているとお尻が痛くなります。
そこでおすすめなのが、お尻に敷くクッションや座布団を持って行くことです。1時間、2時間と続けて座ったときの疲れ方が全然違います。なお、なるべく厚みのないクッションにしましょう。分厚いクッションだと座高が高くなって、答案を書く姿勢が苦しくなります。
また、バスタオルを折り畳んで使ってみたこともありますが、すぐに体重でぺったんこになってクッション性が失われ、使い物になりませんでした。
いつも使っているクッション。
本来はスポーツ観戦用のもの(セレッソ大阪なのは特に意味なし)。
直径33cm、厚さ3cm、重さ90グラム。中はスポンジで、折り畳めば空気が抜けてコンパクトになる。
午前試験の途中退出
午前の試験は四択のマークシートですので、全部解いて見直ししても、時間が余ることが多いでしょう。
最後まで教室にいるのと、途中退出するのとでは、どちらがよいのでしょう。
人それぞれ意見があると思いますが、私は途中退出派です。
- 混雑しないうちにトイレに行ける
- 昼食が調達しやすい
- 脳の疲労回復に充てる時間が増える
といった理由からです。
ただ、高度の午前を途中退出すると、まだ11時前(午後試験は12時10分から)なので、昼食をとるには中途半端なのが悩みどころです。
昼食の調達
現地で昼食を取ることになりますが、選択肢はこんな感じでしょう。
- 自宅から弁当を持っていく
- 自宅近くや移動途上の店で買っていく
- 朝に、試験会場の近くの店で買っていく
- 昼休みに、試験会場近くの店で買う
- 昼休みに、試験会場近くの飲食店に行く
試験会場近くのコンビニで調達しようとすると、パンや弁当が売り切れていることが多いので、要注意です。
スーパーマーケットがあれば、昼頃になると、店内調理した持ち帰り弁当が売られます。コンビニ弁当より中身も良くておすすめです。
都心部の試験会場なら、近くに定食屋や牛丼チェーン店も多いです。事前にネットでチェーン店の場所を調べておくか、朝に歩きながら、駅周辺や試験会場周辺の店をチェックしておきます。
おやつ
人間の脳は、血中のブドウ糖をエネルギー源として活動しています。血中のブドウ糖濃度を血糖値といいますが、頭を使うと血糖値が低下して、思考力、集中力、気力が低下するのです。生理学的にそうなっていますので、精神論で乗り越えようとしても無理です。
血糖値は食事(炭水化物)や糖分を摂取することで回復します。午前試験の後は昼食を食べるからいいのですが、午後Iの直後の午後IIは地獄です。疲れた頭を振り絞って、長文問題を読んだり、論文を書いたりするのに苦労した人も多いでしょう。
そこで、試験と試験の間に糖分を補給しましょう。チョコレートやキャンディーを用意しておいて、口に放り込むだけです。だいぶ集中力が違ってきますので、ぜひお試しください。
ただし、がつがつと食べ過ぎると、今度は血液が消化のために胃に回ってしまい、頭に回らなくなって逆効果です。
休憩時間の過ごし方
朝の試験開始前や、試験の間の休憩時間は何をしていますか?
そんなの聞くまでもなく、参考書を読んで勉強していますよ、って?
正直言って無駄といいますか、やめたほうがいいですよ。
サッカーのハーフタイムに、シュート練習している選手がいますか?
ハーフタイムは、体力回復を図って後半に備えるための、貴重な時間なのです。
試験の直後は血糖値が下がっています。眼や手の筋肉も疲労しています。
休憩時間は糖分補給をしたら、頭と体を休めましょう。
教室内は酸欠気味なので、屋外のベンチで目を閉じて休むのもいいでしょう。
音楽を聴いて、α波を出して脳をリラックスさせるのもいいでしょう。
参考書を何冊も持ち込む人もいますが、あれも荷物が重くなって、会場に行くまでに疲れるだけです。
潔く、受験票と筆記用具だけで身軽にして行きましょう。私は、参考書は持って行かない主義です。
知り合いに会ったら
同じ教室内にたまたま、会社の同僚や友人がいたらどうしますか?
普段はあまり話さない相手でも、同じ試験を受けた者どうしだと、あの問題ができたとか難しかったとかいう話題になりがちです。つい、10分も20分も話をしてしまいます。
議論するなら試験が全部終わってからにしてください。挨拶程度で済ませて、休憩時間は休憩して、次に備えましょう。