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解答速報への質問はおことわり?
2007-10-24
2007年秋の情報処理技術者試験も終わりました。
試験が終わり、例によって解答速報合戦が繰り広げられています。
でも、ちょっと待てよと思うことがあるのです。
質問おことわり?
「公式解答発表の功罪」でも書いたように、資格・人材ビジネスを展開している会社は、受験生のアクセスを集める好機とばかりに、競うように解答速報を公表します。
それはいいのですが、短時間で解答を作るため、誤答が出てしまうことがあります。誤答でなくとも、考え方によって正解が一つに絞れない場合もあります。
ところが、企業が作る解答速報には多くの場合、「勝手ながら、質問は受け付けません」などと書いてあります。それが当然であるかのように、受験者も受け入れている感じがします。
速報を出す側の理由として考えられるのは、
◎質問が殺到したら対応しきれないので、最初からことわっている
◎無料提供している解答なのだから、つべこべ言わないでほしい
ということでしょう(他に理由がありましたら、教えてください)。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?
質問は受け入れるべき
私の感覚では、どうして質問を受け付けないのか、はなはだ疑問に感じます。質問を受け付けるべきだと思うのです。
理由の一つは、解答速報に間違いがあったときに、気付いた人が教えてくれることですが、それはあまり重要ではありません。
質問をくれる人は、その会社に関心があって、解答速報を丁寧にチェックして、わざわざ連絡してくれるのです。会社から見れば、優良な見込み顧客なのです。それを、みすみす見逃すなんて、もったいないの一言に尽きます。
質問に丁寧に返事すれば、絶対に好感度がアップしますし、教材の一つでも買ってもらえるかも知れないのです。本人が買わなくても、周囲の人に「あの会社は、質問したら丁寧な返事をくれたよ」と口コミで広めてくれるかも知れないのです。むしろ、割引クーポンのひとつでも進呈していいくらいです。
忙しくて即答が難しいなら、「ご質問ありがとうございます。参考にさせていただきます。」のひとことを返信するだけでも、質問者が受ける印象はだいぶ違います。
転載もおことわり?
ついでながら、解答速報に著作権を主張して、転載禁止を明記しているところがあります。
論文式試験の論文例、出題分析・講評などに著作権があることは、論を待ちません。しかし、午前の四択問題や、午後Iの短文記述式の解答速報に著作権を主張するのはいかがなものか?と思うわけです。誰が作っても、基本的に同一の解答が得られるわけで、そこに創作性などないからです。
著作権の有無の議論は別として、わざわざ転載禁止を明言する理由は何なのでしょう。
同業者が参考書などに流用するなとの意味だったり、随時修正するので最新版を入手してほしいとの理由だと思われます。しかし転載自由とすれば、企業の人事教育担当者が解答速報を印刷して社内配布したり、社内サーバに載せるなどしてくれると期待できます。会社の知名度アップにつながりますので、むしろ歓迎すべきことでしょう。著作権は留保しておき、会社名のクレジットを残す条件で転載自由とすることもできます。
今回はそういう現状へのアンチテーゼも込めて、私自身で解答速報を作り、質問歓迎、転載歓迎としてみました。